朝日生命保険相互会社は、1888年に帝国生命として創業されました。 1902年には利益配当付保険を発売するなど、商品開発も積極的です。 1947年に朝日生命保険相互会社として新たに発足しました。 2006年3月末の個人保険の保有契約高は48兆円強と業界第5位。 総資産は約6兆3,000億円、営業職員数は約1万4,400人です。
損保事業では、同業他社とは異なり自らの子会社を設立せず、 親密損保との業務提携という戦略を採りました。 今日では、一部の大手生命保険会社は、 設立した損保子会社を親密な損害保険会社と合併させる提携戦略へと方針を転換していますが、 朝日生命は規制緩和当初からこうした提携戦略を採っていたのです。
現在、2007年3月期~2009年3月期までの3ヶ年にわたる中期経営計画「ライジングA」を推進中です。 収益力強化を目指した2004年3月期~2006年3月期までの新経営計画、 「サクセスA」をさらに高次元で展開することを目標に掲げています。 具体的な数値目標として、2009年3月期の保有契約年換算保険料を6,000億円(2006年3月期:6,423億円)、 基礎利益を600億円(同:560億円)、コア自己資本を2,300億円(同:1,723億円)にすることを掲げています。 満期を迎える商品があるため、保有契約年換算保険料は減少しますが、 第三分野商品への取り組みで6,000億円は確保する計画です。 こうした計画達成の中核商品が「保険王」で、「ライフサイクルに応じた保障見直しの自在性」などで、 継続的なバージョンアップを図る方針です。
かつては、不良債権処理に伴う有価証券の売却益計上や、 外国証券投資の失敗で抱えた多額の含み損で財務体質の悪化が目立っていましたが、 これまでの経営改革の断行と市場環境の好転で保有有価証券は含み益を確保するに至りました。 新たな中期経営改革が始まった2007年3月期以降は、 業容拡大に向けた取り組みが注目されます。
